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アルキング

教えて!!「アルキング」と「アルキング77」何が違う?

食品加工の現場で衛生管理に欠かせないアルコール製剤。
旭創業ではオリジナルブランドとして「アルキング」と「アルキング77」を販売しています。
どちらも食品添加物なので、食品に触れても安心して使用できます。
しかし、名前が似ているためお客様や社員の間でも混同されがちです。そこで、それぞれの違いや特徴をわかりやすく整理しました。

 

3つの大きな違い

 

1.「アルキング」は薄まっても除菌効果を維持

「アルキング」は、2種類のpH調整剤を配合し、pH4.5以下を安定させるバッファー効果(緩衝作用)を持っています。
これにより、水気のある場所でも除菌効果が持続します。

一方、アルキング77は水気のある場所では効果が薄れやすくなります。

2.「アルキング77」は大量調理施設衛生管理マニュアルに準拠

「アルキング77」は、厚生労働省が定める大量調理施設衛生管理マニュアルに準拠した
アルコール濃度77度(重量70.13%)の製剤です。

(参考)
食品等事業者の衛生管理に関する情報(厚生労働省サイトへ)

なお、「アルキング」のアルコール濃度は65度(重量57.22%)です。

 

3.「アルキング77」は消防法上の危険物

「アルキング77」は高濃度アルコールのため、消防法上の危険物に該当します。
そのため、許可のないユーザー様や企業様は在庫量に制限があります。

(参考)
消防法上における危険物:エタノール濃度が重量比60%以上のアルコール製剤

一方、「アルキング」は低濃度アルコールのため、消防法上の危険物には該当しません。

 

どう使い分ける?

どちらも「調理器具や厨房内、施設、食品の衛生管理」にお使いいただけます。

「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、調理機械や調理台は「作業開始前に70%アルコール噴霧又はこれと同等の効果を有する方法で殺菌を行う」と規定されています。この用途には「アルキング77」が適しています。

コスト面を考慮すると、
●調理機械や調理台には「アルキング77」
●それ以外の用途には「アルキング」

という使い分けがおすすめです。

 

商品比較表

 

 

アルキング
アルキング

アルキング77
アルキング77

容量 1L、4.8L、15㎏(BIB) 4.8L、15㎏(1斗缶)
特徴
  • ・酸の力で除菌効果を維持する低濃度アルコール製剤
  • ・2種類のpH調整剤によるバッファー効果で水気のある場所でも除菌効果を持続
  • ・低濃度アルコールのため消防法上の危険物に該当しない
  • ・厚生労働省が定める大量調理施設衛生管理マニュアルに準拠したアルコール濃度77度(重量70.13%)の高濃度エタノール製剤
  • ・高濃度アルコールのため、消防法上の危険物に該当
度数/重量% 65度/57.22% 77度/70.13%
成分
  • ・エタノール 57.22%(65度)
  • ・クエン酸 0.80%
  • ・クエン酸ナトリウム 0.25%
  • ・グリセリン脂肪酸エステル 0.50%
  • ・グリシン 0.20%
  • ・精製水 41.03%
  • ・エタノール 70.13%(77度)
  • ・乳酸ナトリウム 0.05%
  • ・精製水 29.82%
用途 調理器具や厨房内、施設、食品の衛生管理に 調理器具や厨房内、施設、食品の衛生管理に
その他 食品添加物・日本製 食品添加物・日本製

 

「アルキング77」の「77」に注目!

「アルキング77」の「77」は、アルコール濃度77度の「77」。「77」があるかないで、大きな違いがあります。ぜひ覚えてください!

 

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